哲学

哲学の目的

哲学の目的、哲学が目指すべきものは、不可謬性(あるいは理論的な永遠の真理)であってはならない。 「哲学が再生するためには、普通の人々が抱える問題を解決するための方法とならなければならない。」 自分の時代に生じている問題の解決することに対して…

イマヌエル・カント 解説 ― Immqnuel Kant 1729-1804

Immqnuel Kant 1729-1804ドイツの哲学者。哲学、数学、自然科学、神学などを学んだ。70年後、論理学・形而上学の正教授として活躍した。 【カントの生涯】 カントの講義は、単に哲学に留まらず、数学、物理学、自然地理学、自然法、人間学、教育学、鉱物学な…

世界の存在性

■1.世界の存在は、対象/存在者の存在とは異なる。 −世界は、結局のところ、つねに現存するものであるが、手前に存在するものではない。 ■2.世界は、意識の能動性に先立って、つねにすでに自らを意識させる。 世界は常にすでに(流れつつ立ち留まる時間のなか…

内的実在論・形而上学的実在論

形而上学的実在論とは、世界は心から独立したあるがままの対象からなる全体であり、その世界についての唯一の「真なる記述」が存在するまた真理とはそのような対象と記述との対応であり、それは認識論的含意をもたない。要するに、理論はわれわれのいかなる…

「芸術は他者のためのみにある、そして、他者によってのみ存在する。」 ― サルトル

スターリンは読者に対して「物語への参加」「読者は物語に参加せよ!」と呼びかけた。 それに対してサルトルは、「物語の参加」「物語は読者に参加せよ!」と呼びかけた。 「物語の創作」は、読者に求められる創造性を代行することである。 サルトルは、この…

イメージ形成の基本は 「命題において、状態はいわば実験的に構成される。」 ― ウィトゲンシュタイン

イメージ形成の基本は「命題において、状態はいわば実験的に構成される。」 そしてこの状態は、それに対してある事実(事態)が対応する場合に真実と見なすことができる。